昭和歌謡ものがたり

昭和歌謡ものがたり(アルソス新書) 著:松井 信幸 出版:アルンス新書

 

この本は、昭和30年から64年までの時代をヒットする曲を取り上げ、その制作秘話や歌い手、作り手にまつわるエピソードをまとめた本である。

昨今、TikTokの影響で、Z世代に「昭和歌謡」が注目され、また様々なアーティストにカバーされたりして注目を浴びている。

地上波でも時折、昭和の名曲、次の世代に残したい名曲、などでも特集されたりもしている。

 

昭和30年代は、もちろん生まれる前で、直接聴いたことはなくても、出だしは歌えた。

有楽町で逢いましょう」(昭和32年)歌-フランク永井

「夕焼とんび」(昭和33年)歌-三橋美智也

「ダイアナ」(昭和33年)歌-山下敬二郎

「黒い花びら」(昭和34年)歌-水原弘

誰よりも君を愛す」(昭和34年)歌-松尾和子和田弘とマヒナスターズ

「アカシアの雨がやむとき」(昭和35年)歌-西田佐知子

*「銀座の恋の物語」(昭和36年)歌-石原裕次郎&牧村旬子

 中高年世代の定番のデュエット曲、OL時代よく上司と歌ったなあ~

上を向いて歩こう」(昭和36年)歌-坂本九

「スーダラ節」(昭和36年)歌-ハナ肇クレージー・キャッツ

「いつでも夢を」(昭和37年)歌-橋幸夫吉永小百合

「可愛いベイビー」(昭和37年)歌-中尾ミエ

「ふりむかないで」(昭和37年)歌-ザ・ピーナッツ

「高校三年生」(昭和38年)歌-舟木一夫

「こんにちは赤ちゃん」(昭和38年)歌-梓みちよ

*「学生時代」(昭和39年)歌-ペギー葉山

 中学時代の合唱コンクールで歌ったし、中学時代の思い出の一曲でもある。

 

昭和40年代は、このへんの歌もかなり出だしは歌える。

兄弟仁義」(昭和40年)歌-北島三郎

「君といつまでも」(昭和40年)歌-加山雄三

「悲しい酒」(昭和41年)歌-美空ひばり

「夕陽が泣いている」(昭和41年)歌-ザ・スパイダーズ

「星のフラメンコ」(昭和41年)歌-西郷輝彦

「ラブユー東京」(昭和41年)歌-黒沢明ロス・プリモス

「星影のワルツ」(昭和41年)歌-千昌夫

「ブルー・シャトウ」(昭和42年)歌-ジャッキー吉川とブルー・コメッツ

「小指の思い出」(昭和42年)歌-伊東ゆかり

「今日でお別れ」(昭和42年)歌-菅原洋一

「世界の国からこんにちは」(昭和42年)歌-三波春夫

恋の季節」(昭和43年)歌-ピンキーとキラーズ

「ブルー・ライト・ヨコハマ」(昭和43年)歌-いしだあゆみ

「人形の家」(昭和44年)歌-弘田三枝子

「夜明けのスキャット」(昭和44年)歌-由紀さおり

長崎は今日も雨だった」(昭和44年)歌-内山田洋とクールファイブ

「黒ネコのタンゴ」(昭和44年)歌-皆川おさむ

「圭子の夢は夜ひらく」(昭和45年)歌-藤圭子

 いわずと知れた宇多田ヒカルのお母さん、ハスキーな声でお人形さんみたいだった。

また逢う日まで」(昭和45年)歌-尾崎紀世彦

「わたしに城下町」(昭和46年)歌-小柳ルミ子

よこはま・たそがれ」(昭和46年)歌-五木ひろし

「終着駅」(昭和46年)歌-奥村チヨ

*「喝采」(昭和47年)歌-ちあきなおみ

 若い世代でリバイバルヒットした曲だそうで。

「学生街の喫茶店」(昭和47年)歌-ガロ

「あなた」(昭和48年)歌-小坂明子

よろしく哀愁」(昭和49年)歌-郷ひろみ

襟裳岬」(昭和49年)歌-森進一

*「学園天国」(昭和49年)歌-フィンガー5

 初めてコンサートというかライブに行ったのがファインガー5,トンボメガネのあきらが好きだったわ。

 

昭和50年代・60年代、文句なしに歌える曲ばかり。

それよりもイントロですぐ何の曲かわかってしまうくらい、インパクトのある曲ばかりである。思えば、この頃の曲はイントロが長かったな~

俺たちの旅」(昭和50年)歌-中村雅俊

木綿のハンカチーフ」(昭和50年)歌-太田裕美

「北の宿から」(昭和50年)歌-都はるみ

横須賀ストーリー」(昭和51年)歌-山口百恵

勝手にしやがれ」(昭和52年)歌-沢田研二

津軽海峡・冬景色」(昭和52年)歌-石川さゆり

「時には娼婦のように」(昭和53年)歌-黒沢年男

「微笑みがえし」(昭和53年)歌-キャンディーズ

*「魅せられて」(昭和54年)歌-ジュディ・オング

 エーゲ海に憧れたな~歌詞も意味深だし。

「異邦人~シルクロードのテーマ」(昭和54年)歌-久保田早紀

「舟唄」(昭和54年)歌-八代亜紀

「昴-すばる-」(昭和55年)歌-谷村新司

矢切の渡し」(昭和58年)歌-細川たかし

*「恋におちて~Fall in Love」(昭和60年)歌-小林明子

 「金妻」が社会現象になったのをよく覚えている。

 この歌もカラオケでよく歌ったな

時の流れに身をまかせ」(昭和61年)歌-テレサ・テン

 

 

歌と記憶が深く結びついていることに改めて気づいた1冊でした。