本好きの下剋上

 本好きの下剋上の最終巻を漸く読み終えた。

私が「小説家になろう」を知ったのも、異世界転生物語に嵌ったのも、この本がきっかけであった。

作者のあとがきのところにあったが、連載を始めてから10年、ようやく完成したそうである。

アニメ化もされ、多くの人が夢中になるのもわかる作品である。

(所々ご都合主義はあるが)

小説版を読んで、なろう版で書ききれなかった背景なども描かれ、より楽しく読むことができた。

いわゆるライトノベルファンタジー小説だから気楽に読める。

そもそも読もうと思ったきっかけが「本好き」のタイトルに魅かれてだった。

小説の中だからありえない設定だけど、もし私が異世界に転生したとして、前世の知恵で石鹸やシャンプー&リンス、本を作ることができるか?
原料、制作過程なんかまったく知らない。

例えば、牛乳パックから和紙を造る、なんて体験してたとしても、その牛乳パックがどうやって作られたかは知らない。

物語の流れの中で、とにかく本が読みたい一心で本を作ってしまう、いや~この情熱を小説にするなんて。

 

本編ストーリは完成し、次は外伝やスピンオフの小説が発売されるらしい。

すべて図書館から借りて読む私だけど、楽しみである。