保護猫

昨日、職場に仔猫が迷い込んできた。

外でお腹をすかせて「ミャーミャー」鳴いていて、あっちへウロウロ、こっちへウロウロして彷徨い、挙句の果てには、目の前の道路を何度か横断していた。

あたりを見回しても親猫らしきものはいない。

もしかして捨てられた仔猫???

しばらくして、自動ドアに反応して中に入ってきたので、職員さんが捕獲しようとしたら、あちこち逃げ回り大騒動。

なんとか、捕獲に成功し、段ボール箱へ入れて落ち着かせた。

が、さてどうする????

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誰も飼うことができない。

我が家も愛猫Kを飼い始めたばかりなので、今回は多頭飼いは無理。

保健所に電話して、引き取ってもらえないか問合せた。

が、「保健所で引き取るのは、道路で引かれたりけがをした動物で、元気な仔猫はひきとれません」

じゃあどうすればいい・・・???

「そっとどこかに逃がしてあげてください」

そっ、そっんな~

     


目の前の道路に飛び出す可能性があれば、車にひかれる可能性ありで、それを待てってこと???

手分けして誰か引き取ってくれそうな人を探した。

 

ようやく私の友達に連絡がつき、友達自身は飼うことはできないが、心当たりの友人に聞いてみるとのこと。

待つことしばし、連絡があり、見に行ってもいい?かと。

そして、友達たちが来て、ご対面。

走り回って疲れていたのか、段ボールの隅に蹲っていた。

「うちにくる?」

友人が声をかけるとか細い声で「ミャー」

それが決め手となり、友人宅で飼われることになった。

良かった~

     

友達のかかりつけの動物病院で明日診察してもらう予定で、ノミ・ダニ検査をしてチェックをすることになるだろう。

本当に良かった。

 

生き物を飼うなら、最後まで面倒を見るべきで、中途半端な優しさは、結局は残酷な行動につながると思う。

そうはいっても人それぞれに事情があることもわかるけど・・・

考えさせられる問題である。

今回は、幸運にも飼い主を見つけられたけど、必ずしも見つけられるとは限らない。

世間には里親を探すボランティア活動をしてる人も多くいる。頭の下がる思いである。

世の中から殺傷処分される犬猫がいなくなることを強く願った出来事だった。