実家に帰省した折、久しぶりに蔵に入ってみた。
結婚する時、「学生時代の思い出」と封印した箱を見つけた。
中を開けてみると、
通知表・成績表・卒業証明書などと一緒に1冊のノートが目に飛び込んできた。
拙い文字で表紙に書かれていたのは、
～青春の一ページの思い出～
手に取って開いた拍子にパラパラと落ちてきたもの、
黄ばんでセピア色になった新聞の切り抜きやノートの端切れ。
文学少女を気取って書かれていた乙女心全開のポエム。
散りばめられていたSのイニシャル。
「あの頃S先輩が好きだったのよね～」
懐かしさがこみ上げるとともに、心はあの頃にタイムスリップ・・・
